※タイトルの「半年でペラペラ」というのは、あくまで本ブログがメインターゲットとしている「TOEICは高得点だけどスラスラ喋れない」状態から所謂「ペラペラ」と言われる状態になるまでのことを指しています。ゼロから半年でペラペラになったわけではありません(それはたぶん不可能)のでご留意ください。

TOEICは聞き取れるのに、ネイティブの会話は理解できない・・・自然な表現がスッとでてこない。。
このような経験、ありませんか?私は長らくこの状態がありました。その壁を打ち破る大きな助けとなったのが、
「NETFLIXをはじめとした動画で学ぶ」
ということです。これを実践してから私のリスニング能力とスピーキング能力は飛躍的に向上して、実際にネイティブの会話がわかる、自然な表現が意識せずとも口から出てくる、という状態になりました。

洋画・ドラマで勉強すると良いとは聞くけど、実際どうやればいいの??
動画で効果的に勉強するにはどのようにすればいいのか・・・皆さん悩まれると思います。以下、実際に私が行った勉強法を解説します。やることはシンプルで誰にでもできますので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
なぜ「Full House」なのか
この勉強において私が使ったのは「Full House」だけです。次々と新しいものを見るよりFull House一本に絞って徹底的に見ました。ではなぜFull Houseがよいのでしょうか?
表現が日常生活に即している
Full Houseの良いところは舞台が日常生活なので、普段使える表現がふんだんに学べます。かといって、それらがビジネスに使えないということではなく、英語全般の大前提となるベーシックな表現をたくさん学ぶことができます。例えば、私が書き留めた表現の一例を紹介すると、
- Do you know what the best part about you helping me?
- There is not much else I can do.
- I can keep you company.
- Do I look like someone who needs a hand?
- I just wanna show her what she gave up 10 years ago.
- For 10 years, I’ve wondered what it would feel like to hold you again.
いま見返すと「こんな簡単な表現も知らなかったのか」というものもあれば、少し複雑な表現もありますが、いずれも自分が使う場面を想像しやすい内容ではないでしょうか。これがとても大事で、自分が使うことを想像しながら練習することで定着率がものすごくあがります。
会話の速度が速すぎない
ドラマや映画によっては登場人物が非常に早口で喋るものがあり、そういったものはなかなか初見で理解するのが難しいので、後述する練習を回すのに余計に時間がかかってしまいます。Full Houseは早すぎないスピードで、しかしゆっくりということもなく、ちょうど良いスピードだと思います。
内容が面白い!
そして何よりこれ!内容が面白い。本当に飽きない。がんばるパパのダニー、おちゃめなジョーイ、イケメンジェシー、しっかり者のDJ、おませなステファニー、ひたすらかわいいミシェル・・・1987年に初放映だそうですが、普遍的な面白さがあり、毎回クスッと、ほっこりさせてくれます。また、人間関係や家族、人生とは、といったようなとても深い、本質的な内容もあり、英語のみならず人生に対する向き合い方といったことまでも学ぶことができます。本当に良質のドラマだと思います。
私が行った勉強法
それでは実際に私が行った勉強法をご紹介します。といっても、あまり変わったことはしておらず、昔から言われている、おそらく定番の勉強法なのだと思いますが、愚直に取り組むことで目に見える効果を実感することができました。
まずは字幕なしで観る
まずは、字幕なしで観ます。映像があるので、少しわからないところがあっても楽しめるはずです。聞き取れない箇所は何度か巻き戻して、そこだけ書き留めました(いわゆるディクテーション)。ここで半分以上わからないようだと、いきなり2の字幕付きから始めた方が効率が良いかもしれません。
次に、字幕ありで観る
次に字幕を出してもう一度見ます。だいぶ理解が進んだり、細かい言い回しがクリアになるはずです。ここでのポイントは、字幕を一単語一単語目で追うというよりは、ざざっと眺める(もしくはボヤっと眺める)ことで、字幕のスピードについていくようにすることです。日本語の字幕を読むときと同じように、「ざっと見て理解する」能力は結構大事で、瞬間的な理解力や、速読の向上にも繋がります。できれば字幕付きで90%以上は理解したいところです。
瞬間的に理解できない箇所は何度も観る
字幕を出しているとはいえ、セリフが長かったり早かったりするところだと、初見では字幕が追いきれないところがあると思います。そういった箇所は一度止めて、しっかりセンテンスを理解して何度か口に出します。セリフと同じ速さで言えるようになったらOKです。
知らない表現・使えそうな表現はメモを取って何度も繰り返す
スピーキングにダイレクトに一番役立ったのがこの練習で、とにかく自分が覚えたいと思った表現は、ノートでも携帯でもいいのでメモにとって、自分に馴染むまで何度もセリフを真似して口に出します。その時、自分が使う場面を具体的に想定して口に出すことがとても大事です。そうすることで、いざその場面になったときに自然に口をついて出るようになります。
注意点
動画サイトの選び方
動画サイトはどこでもいいのですが、一つだけ注意点があって、「日英の字幕の出し入れが自由にできること」です。「英語字幕版・日本語吹替版しか選べない」という場合はこの方法に向きません。
わからない箇所をそのままにしない!
英語に限らず全ての勉強で一番大事なのでは復習ですよね。わからない箇所は絶対に巻き戻して見直してください。わからない単語・表現は調べてください。これをやらないといつまでたっても穴が埋まることはありません。
理解して終わりにしない!
観て理解した、調べて理解した、そこで終わりにしないでください。特に覚えたい表現は、理解して終わりにしないで、絶対に何度も何度も口に出して、「体に覚えさせ」てください。頭だけで理解した表現は、いざとなると絶対に口から出てきません。
まとめ
以上が私が実践したFull House勉強法です。所要時間は30分から1時間くらいです。

結構大変そうに感じるんだけど。。ぼくにできるかな。。
はい、できます!なぜならFull Houseが面白いから。この勉強法の最大のキモは、Full Houseがしっかり面白いので、勉強だと感じないことです。別に毎回上記の勉強法をやらなくたって構いません。たまには純粋に内容を楽しめばいいと思います。とにかく気楽に、楽しい動画を見る、という感覚で続けてもらえれば必ず成果はついてきますので、まずは試しに見てみてください。
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